こそあど記録 〜 いろいろおきらく、じっさいごくらく 〜

本業は育児。ワーキングマザーでしたが、会社を辞めて専業主婦へ。家事、育児をはじめ生活の記録

ルミネの動画を共学育ちか女子校育ちかに結びつけてみようかと

ルミネのCMが話題になってるらしいとは知っていましたが、あまり気にもしていなかったけど、はじめてブログでその内容がわかりました。

pokonan.hatenablog.com

 

肝心のルミネの動画がすでに見られない状況なので、このブログのままに内容を受け止めるならば、確かにひどいよねぇ。需要が違うって。

子どもの習い事のあとルミネにはちょこちょこ立ち寄っていたけど、もう行くのもいやな気分になりつつ、ルミネってそういう企業だったの?と思い、HPを見てみたらTOPにお詫びが。

この度は、弊社の動画においてご不快に思われる表現が

ありましたことを深くお詫び申し上げます。

今後はこのようなことのないよう、十分に注意してまいります。


株式会社 ルミネ

あっさり。“このようなこと”のないよう注意するって、今後は不快に思われる表現はいたしませんってことかな。いかんせん動画を見ておらず、あくまでもブログ経由の情報で、言うなれば又聞きのような状況なのであまり断言もできないけれど、世に出す前に女性の反応を想像できなかったのかしら。ルミネに買い物に行くのは多くは女性でしょうに。

需要かー。ルミ姉さんはどこら辺の需要ねらうつもりなんだろ。

 

それでルミネ動画に出てくる男性はどうでもいいとして、女性ふたりについて思いを馳せました。というのも、ここのところ女子校本を立て続けに読んだので。

あのルミネ動画に出てくる巻き髪の女性は共学育ちの設定かなー。主人公は女子校育ちかと。

 

誰かを女子校育ちか共学育ちかどうかだけでくくるのは危険だけど、たまたま手に取った女子校本がおもしろかったので、

chiyokopen.hatenablog.com

 

もう1冊読んでみた。最近読み終えたのはこちら。

女子校力 (PHP新書)

女子校力 (PHP新書)

 

 

著者は静岡雙葉中学校・高等学校のご出身で、なめ子さん同様に女子校育ち。辛酸なめ子さんの「女子校育ち 」は“笑う本”で、なんかうらやましーぞ女子校育ち!という感じだったのですが、こちらはもう少し冷静。そもそも内容紹介文が

「女子校っぽいよね」ー同性にはすぐにピンとくるらしい。モテることより先に笑いをとりにいく、基本は他人に関心がない、余計なことをつい言ってしまう・・・一見すると、好き放題。

 

「世間知らず」。誇りとコンプレックスの狭間で悩む彼女たち。でも空気を読まずに自分を主張できることこそ、新しい時代を生き抜く力では。

ここにきて一部で人気が上昇!なぜいま女子校なのか?78名の取材から見えてきた、いまどきの女子校育ちの強さと存在感のヒミツ。

 

 と、なんかあまり女子校うらやましく思えない感じだけど、共学との比較はさもありなん、なエピソードもあったし、女子校の良さも感じて面白く読めました。

 

なめ子さんの本でもそうだったけど、女子校育ちというのは、中学高校の環境で定義されるらしい。自分の中学高校時代を思い浮かべ、「もし女子だけだったら」と想像すると、それはきっと今の自分がいろいろ違っただろうなあ。そっちの人生を歩まなかったので想像でしかないですが。

 

なるほどねと思ったのは、共学には世間があって、女子校には世間がない、という表現。女子校だと、美人だからとか可愛いからということでカースト(と言うのね今どき)があがることはないらしく、一方共学だとモテ・非モテで女子のカースト(ああ、カーストという言葉を使うのなんか嫌だけど)が決まるケースが紹介されていた。

 

ということで、ルミネ動画にもどると、巻き髪してメイクしてる女性の方がモテ系か非モテ系かを気にする共学で育ったのかなと想像。主人公は男性の目を気にする世界にいなかった女子校育ちか。巻き髪のことを「そうですね、いい子だし」と言っているところから見ても、外見で判断せず内面をまずみているから、女子校育ちっぽい。

 

主人公女性が最後に変わらなきゃと思ったのは、「女子校力 」の内容紹介にもあった

そんな女子校出身者は社会に出て、冷たい視線にさらされる。異性もいる職場での女子どうしの監視。男性上司のメンツがわからない。

 こんな女子校育ちっぷりを実感したわくらいの感じであればそれで良いかも。それでもわたしはわたし、みたいな感じでの。

 

本にはたくさんのエピソードが書かれていて、例えば雙葉では「バラはバラらしく、スミレはスミレらしく」と何度も言われたそうです。バラの需要を得ようとスミレががんばるのは滑稽で、スミレにはスミレのすてきな魅力がありますものね。

ルミネ動画の主人公が女子校育ちだと仮定すると、きっと、そこのところは心得ているはず。バラはバラ、スミレはスミレ、あなたならきっと幸せになれる!・・・といつの間にか応援したくなってしまった。

 

女子校力 のことをもう少し書いておくと、女子校だとメイクして学校へ行く必要などなく、モテ系かどうかなどとは別の次元で生きているそうな。共学だとなんだあいつと思われるオタクでも、女子校だとオタクがオタクでいられるらしく、また、思ったことを率直に言える環境らしい。

オタクがのびのびとオタクぶりを発揮できる、いいではないの。やりたいことを徹底的にできる環境っていいと思うぞ。・・・何のオタクなのかにもよるかもしれないけど。

 

共学には世間があり周囲からの目を感じる必要が出てくるため、一部の共学出身の子は「空気を読みすぎる」ということが書かれているところがあるのですが、ここけっこう面白かったです。

ある人事担当者は言う。

「いま採用が難しくなっているのは、学生たちの空気を読む能力やプレゼンの能力が高くなりすぎて、面接試験で能力が判断しづらくなっていることです。いまの学生はみんな浪人していないんですよ。それどころか、大学入学試験を経験していないケースも多いんですよ。いわゆるAO入試では、学力試験がなく面接と小論文だけです。つまり、プレゼン能力だけで一流大学卒の学歴が得られるんです。

(中略)

こうなると、面接では本人の人物像が見えてこないんですよ」

いい大学出て、なんかすごい資格持ってるのにね!?っていう。人事もたいへんなのだなあ。 ほかにも、

女子大の子はドン臭いけれど、企画でも何でも地頭で考えようとする。一部の共学の子のなかには空気を読みすぎる子がいる」

なぜ、空気を読みすぎるのはよくないのか。

「空気を読みすぎて仕事をサボることがよくあるからです」

なるほど、共学だと周囲からどう見られるかを考えながら自分の立ち居振る舞いを考える癖がついてしまっていて、要領よすぎてしまう、ということらしい。さらに「空気しか読めない子」ってのも登場。

頭が悪いというよりも、頭を動かせないんですよ。自分の頭をひねって考えることができない。そのくせ、妙な反射神経はいいんです。(中略)

ああ、この子はこうやって生きてきたんだな、と。カーストを読む能力は優れていて、カーストが高い人とのコネクションをつくっていくことで、カーストの高いグループに属してきたんだな、と。(中略)

空気を読む力が高いから、頭を使わなくてもやってこられたわけですが、会社に入ったら通用しません。たまにこういう『空気しか読めない子』がいるんですが、たいてい共学出身ですね。

なんだなんだ、共学育ちも難ありじゃんか。頭をひねらなくなったら仕事だけじゃなくて人生すべてがつまらなくなりそうじゃないの。一部の共学出身者の話だから、ご参考程度のエピソードだとは思うけど。

 

女子校に通わせつつ放課後に男子もいるような習い事をさせて世間を感じさせるっていうのがいいかーなどまだ3歳の我が子のことをあれこれ思ったり。

いまのほとんどの女子校は良妻賢母教育やお嬢様ブランドのために存在するのではなく「自立した社会人」となれる女子をめざしているようですし、社会が求める女性像なのでしょうね。たいていの学校が「東大に○人合格しました」的な資料だしますものね。自立した社会人をめざすにあたり、中学と高校時代を女子だけで過ごすのか共学で過ごすのか、ああ悩ましいね!

 

女子校育ち (ちくまプリマー新書)

女子校育ち (ちくまプリマー新書)