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こそあど記録 〜 いろいろおきらく、じっさいごくらく 〜

本業は育児。ワーキングマザーでしたが、会社を辞めて専業主婦へ。家事、育児をはじめ生活の記録

女王アリと働きアリとわたし。

徒然 ワーキングマザーライフ

学者肌の兄が、先月だったか、「おじちゃん、蟻を飼ってるんだ」と言ってうちの子に写真を見せていた。アリを飼育するキットを買って、外でアリをつかまえてきてキットに入れて観察しているんだけど、巣を作る様子ってすごいんだよと目を輝かせていた。

 

私も小学生の頃にアリを飼育するキットを買ってきて巣作りの様子を観察していたなあ。残念ながらうまくいかなかった記憶しかないが、兄のアリはうまくいっているらしい。

 

先日、兄に「アリは元気?」と聞くと、ああ、あれはもうダメになった、と。女王蟻が力つきてしまったので、庭に埋めた、としょんぼり言う。

 

ある時、巣の天井が崩れて卵が埋もれてしまい、女王蟻が右往左往して何とかしようとしたものの、とうとう地上に出てきて力つきたのだそう。

 

兄曰く、女王蟻はすごいんだ、と。

私は女王蟻は卵を産むことだけが仕事で、じっとしていれば皆が食べ物を持ってきてくれる楽な商売なのかと思っていたけど、違うみたい。産んだ卵が悪くならないように?なのか、ちょこちょこ卵の場所を移動させたりして、卵のために、つまり我が子のために、たぶんろくに食事もせずにせっせとひたすら子育てをするのだそうな。

 

 

 

その数日後にオットがたまたまアリの話をしだした。

働き蟻はすごいんだぞ、と。

ひたすら運ぶんだ。寄り道もしない、さぼりもしない、重たい物を真面目に運ぶんだ、と。そんなアリに人間の世界がのっとられてしまうストーリーが本になっていて、統率の取れた蟻の世界を考えるとあり得るかもしれないと怖くなって読んだものだ、と言う。

 

机のPCに向かって真面目に仕事をしているふりして、実はパソコンでヤフーニュースをくまなく読んでたりネットサーフィンをしていたりする、そんなアリはいないのかね? 働いているふりして、暇してるアリとかお茶してるアリとか、運んでいるお砂糖を自分で食べちゃったりさ。そういうアリいないのかなあ。

 

女王蟻は自分が産んだ卵を、ひとりでせっせと世話をする。

働き蟻は食べ物を運んだり、巣作りをしたり、卵のそばにはいないけど、自分が属するアリ組織のためにせっせと働く。

 

ワーキングマザーだったこれまでの私は、日中は働き蟻で、朝と夜だけ女王蟻、という生活をしていたような感じなのかもしれないな、がんばったなあ私ったら。会社を辞めるこれからの私は四六時中、女王蟻になるってことかもしれないな。単なるイメージだし、女王蟻から怒られそうだけど。

 

私自身が子どものそばで世話を焼きたい、働きに出ることを辞めたいと思った時に、周囲がそれで良い、女王蟻で良いと言ってくれているのだから、ありがたく、せっせと我が子を手塩にかけてそだてよう。

 

 

アリのす観察キット

アリのす観察キット