こそあど記録 〜 いろいろおきらく、じっさいごくらく 〜

本業は育児。ワーキングマザーでしたが、会社を辞めて専業主婦へ。家事、育児をはじめ生活の記録

私の送別会とミルコと娘の置き手紙。

防災の日、私の送別会だった。職場の人たちと飲みに行くのは春のお花見以来のはず。会社生活より育児をしたくて辞めるのだから、子どもを置いて会社の人たちと飲みに行くのは優先順位が違うのだけど、昨日は特別。私が主役の私の送別会に私は必須。

 

よき仲間と良き職場に恵まれ、お給料も高く、お局さま的存在なのでいろいろやりたい放題で、正直言って最高の会社生活だった。今後、家族以外のメンバーと飲みに行く機会はゼロに等しくなるに違いなく、感慨深い夜でした。


さて送別会の前日、幹事の男性から「インタビューに答えてください」と。余興として私に関するクイズをするらしい。

 

 

「会社での一番の思い出はなんですか」「このフロアーで一番イケメンだと思うのは誰ですか」「会社で尊敬する人は誰ですか」「好きな有名人は誰ですか」、そして家族や私の多才ぶりに関するエピソードなどなど。


私の本音、「辞めていく人間のことを今更さぐってどうするの!?」。

 

しかし幹事さん、出張直後だし会議あるし超多忙な働き盛りなのに、会を盛り上げようとしてくれてる。ありがたくて泣けてくる。ほんとありがとう。たしかに余興のひとつくらい、あった方がいいよね。

 

と、と、ところが困ったことにインタビューに対して気の利いた答えが思い浮かばない。私は常にみんなが喜ぶ答えを先回りして考えて発言するタイプだから、みんながゲラゲラポーと笑う答えをしたいのに、思い浮かばない。

 

たとえば「会社での一番の思い出」って聞かれて、うーん、うーん、とうなり声しか出てこない。なんとか思いついたエピソードのうち、一番最新エピソードで5年前、出産前のもの。

 

子どもができてから、いかに会社生活の優先度が低かったかってことバレバレ。育休復帰後、会社にまつわる思い出って皆無に等しい。通勤して、机に座ってPC起動して、仕事して、先輩ママとお昼ご飯食べて、時短勤務でそそくさ退社して、電車に飛び乗って、子どもを迎えに行く。毎日これなんだから。

一日の生活、目の前のタスクをこなすのに精いっぱいで風のように5年が過ぎたんだから。家族との思い出しか残ってないんだから。

 

こんなんだから、辞めることにしてやっぱりよかった。形骸化した会社員生活に時間を割くのではなくて、全身でお母さん大好きを体現している幼い子どものために時間を使いたい。

 

 

 


それと困ったのが、好きな有名人。
最初、「ジャニーズで好きなのは誰ですか?」と聞かれ「いない」。

次に、「じゃあジャニーズじゃなくていいです、好きな芸能人は?」と聞かれ、またもや「いない・・・」。

 

「例えば、このあいだ上司の○○さんは、北川景子がいいって言ってました。あと○○さんは、石原さとみ。僕だったら叶姉妹のお姉さんがいいです。そういう感じで、あの人の顔が好きとか、誰かいませんか?」と事例紹介までしてもらった。

 

家族第一で生きてるのに、家庭以外に好きな人なんているかっつーの。

幹事も困ったんだろうね。とうとう「芸能人じゃなくていいです、スポーツ選手とか有名人で好きな人は?」と。

 

・・・お、待て待て。それならいる。

ルガンスキーさま!ロシア人のピアニスト。すっごく素敵でしびれちゃうんだから。去年来日なさって、ひとりでコンサート行って、サインと握手していただき、ルガ様のピアノにもお人柄にも、とにかく夜の銀座で、ひとりしびれていたんだから。

 

・・・って言ったところで、どう?

東証一部上場企業のいけてるサラリーマンたちが「ルガンスキーですか!うおー!」ってなるか?ルガ様って誰?って寒くなるに決まってる。

 

だからルガ様のお名前は心の宝箱の中に隠したまま、うーん、うーん、とうなり続けていたら、「じゃあ昔好きだった人でいいです」と。このお局さまに最大限のご配慮をいただいてハードルが下がった。

 

すると自分でも信じられないくらいの瞬発力で「ミルコクロコップ!」と即答。

 

そしたら、その答え、東証一部上場企業のいけてるサラリーマンに「それいいですね!」と喜んでもらえた。ああよかった。ミルコとクロアチアにあこがれていた若い私に乾杯。

と、このようにインタビューも無事に終わり、幹事や参加者のおかげで、送別会は最高に、すんごく楽しく終わった。

 

私の人生の重要な局面は、今の会社とともにある。だって独身だったのに、今は子持ちだよー。異動であっちゃこっちゃと散ったり戻ったり、新人が入って、みんな年齢を重ね、おじさんおばさんになって、家族とはまた違う、この不思議な関係に乾杯。

 

 

帰宅すると、玄関にぴらーっと折り紙が。 

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むむむむ、娘が置いてくれたのね。玄関で、帰宅してすぐに見てもらえるように。

 

裏側は、写真じゃ読めないと思いますが「ままへ♡だいすき」

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なけるー。

 

子どもはこの手の手紙を毎日のようにくれるので、本当にそのたびにぎゅぅぎゅぅしちゃう。今回「お手紙、ありがとう。手帳に貼っておくね!」と言ったら

「これ ママのかおだよ。はーとを、ひゃっこくらい、かいたんだ」。

 

ううううう、ありがとう。私からはハートを無限にあげる。